2021/05/22
ダイヤル【Ω】マークのアプライドとプリント
スピードマスターのダイヤルにはオメガ(Ω)マークのロゴがあります。
一見見落としがちなこのオメガマークですが、良く見るとメタルのアプライドとプリントの二種類あります。
※一部例外があり、5thの145.022-69STにはキャリバー861が搭載されていますが、4thまでの特徴であるアプライドロゴ+段つきダイヤルの存在も確認されています。 これはオメガが大量生産に踏み切った、過度期に混在したものと言われています。
ダイヤルにアプライドのメーカーロゴが入る時計は、各メーカーから出されていますので、珍しいものではありません。 しかしながら、ダイヤルに小さな穴を空け、メタルの突起部分を穴にはめるので手作業になり、時間とコストがかかります。 スピードマスターのダイヤルにメタルパーツはアプライドのロゴのみですが、ロゴをアプライドからプリントにするだけでも大幅なコストカットになったのではないでしょうか。
もちろん理由はそれだけではありません。 万が一、衝撃などによりアプライドのロゴが外れてしまえば針に引っ掛かり止まってしまう可能性もあり、非常に危険です。 オメガ社もその可能性を危惧したため、プリントに変えたのではないのでしょうか。
アプライドからプリントへ
アプライドはスピードマスター誕生から11年後の1968年にプリントに切り替わりました。 1968年はキャリバー321からキャリバー861に変わった年でもあり、スピードマスターの転換期でもあります。※一部例外があり、5thの145.022-69STにはキャリバー861が搭載されていますが、4thまでの特徴であるアプライドロゴ+段つきダイヤルの存在も確認されています。 これはオメガが大量生産に踏み切った、過度期に混在したものと言われています。
ダイヤルにアプライドのメーカーロゴが入る時計は、各メーカーから出されていますので、珍しいものではありません。 しかしながら、ダイヤルに小さな穴を空け、メタルの突起部分を穴にはめるので手作業になり、時間とコストがかかります。 スピードマスターのダイヤルにメタルパーツはアプライドのロゴのみですが、ロゴをアプライドからプリントにするだけでも大幅なコストカットになったのではないでしょうか。
もちろん理由はそれだけではありません。 万が一、衝撃などによりアプライドのロゴが外れてしまえば針に引っ掛かり止まってしまう可能性もあり、非常に危険です。 オメガ社もその可能性を危惧したため、プリントに変えたのではないのでしょうか。