【オメガキャリバー321 311.30.40.30.01.001】 | ユニバーサルバリュー中野店ブログ

2021/11/22

【オメガキャリバー321 311.30.40.30.01.001】

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出典:オメガオフシャルサイト

【オメガスピードマスター キャリバー321】
オメガのモデルの中でもクロノグラフのシンボルとして君臨する絶大な人気モデル。
NASAが公式装備品に認めている唯一の時計であり、人類による数々の挑戦をサポートしてきました。
スピードマスター ムーンウォッチ 321 ステンレススティール」は、まさに原点のスピードマスターST 105.003(第三世代)に インスピレーションを得たモデルとなっていて、伝説のキャリバー321を復刻させました。
そのムーブメントを搭載したのが今回ご紹介させていただく311.30.40.30.01.001です。

スペックを見ていきましょう


品番:311.30.40.30.01.001
直径:39.7mm
パワーリザーブ:55時間・手巻き
SSケース/SSブレスレット
価格:\1,661,000(税込)

価格は何と160万越えです!!
ステンレスでこの金額はかなり強気なように感じますね
現行のデイトナよりも高いです!
しかし、実際に時計を手に取るとオメガのこだわりが感じられ、知れば知るほどどれだけ手間がかかっているかわかります。
現在「復刻モデル」として発売されている時計の多くが現行のムーブメントを採用している中、 機械をイチから起こして中身まで再現した特別なモデルが、キャリバー321です。
腕時計の歴史、特にクロノグラフ腕時計の歴史の中で、非常に特殊で重要な瞬間を隅々まで再現している一本です。

デザイン


デザインは宇宙遊泳を成功させたと時に装備されていたといわれるスピードマスター3rdモデルを踏襲しています。
定番モデルのスピードマスタープロフェッショナルと比べてインデックスやリューズカードに細かな違いがあります。
・リューズガードが無い
・オメガのロゴの違い
・キャタピラと言われるブレスレット


出典:オメガオフシャルサイト

ムーブメント


ムーブメントにも工夫がされており、コラムホイールやブレゲヒゲゼンマイといった高性能クロノグラフに採用例が多い高級パーツを使用しており、 仕上げも18Kセドナゴールドコーティングを使用することによって、見た目も芸術的なものとなっている。
オメガによると、この新しいムーブメントは、それぞれが一人の時計職人によって組み立てられ、調整されており、 ムーブメントを可能な限り正確に復元させるため、専用の工房を設け、研究者や歴史家、職人やウォッチメーカーなどを交えた専属チームを組織。 復活に向け、2年以上の歳月を費やしました。
当初は年間1000個程度の生産を予定しているとのことだが、Cal.321は、Cal.861やCal.1861に比べて組立時計師による手作業での調整が必要なムーブメントであり、 それがこのムーブメントを搭載した時計の希少性と比較的高い価格設定になっているのだと思われます。
出典:オメガオフシャルサイト

最後に


手巻きクロノグラフの歴史的ムーブメントであるCal.321はスピードマスターの歴史を切り開いた伝説のムーブメントです。
月へと到達した時計はオメガ スピードマスターで間違いありませんが、その内部に使われていたCal.321もまた月に到達したムーブメントであるといえます。
開発から50年以上が経過した現代においてもCal.321をベースとしたムーブメントは高い人気を得ており、Cal.321の設計の素晴らしさは疑いようもありません。
オメガ社のレイナルド・アッシェリマンもコメントをしていますが「キャリバー321がいまだに熱狂的支持を受けているというのは驚くべきことです。 オメガがこのムーブメントを最後に製造したのは1968年のことですが、ファンの間ではずっと語り継がれてきました。キャリバー321が特別であることはその事実からも明らかです。 今回、多大な努力の結晶としてムーブメントを復活させることができ、ついにファンの期待に応えられることを大変嬉しく思っています。」とコメントされています。
いかがだったでしょうか。オメガのムーブメントに対する思い、その作りこみのすごさが感じられたと思います。
また長い間語り継がれている伝説のムーブメントを待ち望んでいた方も多いいのではないでしょうか。
手に取る機会がありましたら一度その完成度の高さを感じてほしいと思います。