2021/07/04
【伝説のF1ドライバー】ミハエル・シューマッハ
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個人名を冠したモデルはオメガの中でもかなり珍しく、しかもこれだけたくさんシリーズ化された個人モデルは時計業界全体を見ても稀でしょう。
ミハエル・シューマッハとは
ドイツ人の元F1ドライバーで、ワールドチャンピオン獲得7度という偉業を成し遂げたレジェンドです。 1991年にF1デビュー。1996年にフェラーリチームへ移籍しその後2006年までフェラーリチームで走り続けましたので、シューマッハと言えば赤と黄色のヘルメットを連想する方が多いはずです。オメガ スピードマスター ミハエル・シューマッハ 3511.12
1995年発売の元祖シューマッハモデルがこちら。 当時はベネトンの黄色いマシンに乗っていたことからなんでしょうか。このモデルではイエローダイヤルのみがリリースされています。元々オメガのファンであったシューマッハがオメガと広告契約を結んだのが1995年。翌1996年にはRef.3510.50をベースに特別カラーを纏った3種類の時計が発売されました。
オメガ スピードマスター ミハエル・シューマッハ
3510.61(赤)/3510.12(黄)/3510.81(青)
シューマッハモデルと言えばやはりこのインパクトの強い3本(3色)をイメージします。 今となっては小ぶりに見えるサイズ感がかえってエレガントで、インパクトのあるカラーでも絶妙な上品さを感じさせます。オメガ スピードマスター レーシング ミハエル・シューマッハ 3518.50
2000年にフェラーリ移籍後初のワールドチャンピオンを獲得したことを記念して世界6000本限定でリリースされました。チェッカーフラッグのような文字盤外周と、赤とオレンジの配色が氏のイメージにピッタリです。
オメガ スピードマスター レーシング ミハエル・シューマッハ 3517.30
こちらも同じく2000年のワールドチャンピオン獲得記念モデル。こちらは世界4000本限定。オメガ スピードマスター レーシング ミハエル・シューマッハ 3519.50
2001年、前年度にシューマッハがチャンピオンを獲得したことにより、フェラーリチームはカーナンバー1が付けられました。他チームでチャンピオンを獲得したドライバーが移籍し持って来た「1」ではなく、フェラーリが獲得した純粋なカーナンバー1は20年ぶりということで、インデックスは「1」のみが数字で大きく描かれています。
ベースになっている時計も変更され、こちらは3513.50ベースです。
オメガ スピードマスター レーシング ミハエル・シューマッハ 3529.50
2002年発表モデル。トリプルカレンダーを搭載したデイデイト仕様です。Ref.3523系をベースに、レースシーンを彷彿させるカーボンダイヤルが特徴的です。 ベースとなったトリプルカレンダー。こちらは青文字盤の3523.80。
参考記事
【トリプルカレンダー】スピードマスター デイデイト【どんな時計?】
オメガ スピードマスター レジェンド ミハエルシューマッハ 3506.61
こちらは2005年にリリースされたモデルです。2000年から2004年まで5年連続ワールドチャンピオンという偉業を成し遂げ、モデル名にも"レジェンド"と入るほどです。 時計の内容もだいぶグレードが上がっており、ムーブメントはフレデリック・ピゲ製の高級機をベースにしたものが搭載されています。サイズも前作の39mmから42mmに大型化され、スピードマスター プロフェッショナルと同じサイズになりました。6時位置のカレンダー以外はデザイン的にもほぼプロフェッショナルと同じです。 シューマッハファンならずとも、スピードマスター プロフェッショナルと同様のデザインに自動巻き・カレンダー付という利便性、デザイン性の面からこの時計を選ぶ方は少なくありません。 文字盤の色違いも発売されています。
こちらのカラーはデイトナ"ポール・ニューマン"にそっくりということでも話題になりました。
シューマッハモデルに欠かせないカラーのレッド。腕に着けてみると思いのほか派手過ぎず日常使いでも違和感はない。