オメガ独自のピンクゴールド -セドナゴールド- | ユニバーサルバリュー中野店ブログ

2021/09/16

オメガ独自のピンクゴールド -セドナゴールド-

金で作られた時計。現代では高級品の証として使用される素材ですが、歴史を紐解くと錆・腐食に強いという実用面が大きく関係してきます。ステンレスという素材がまだ開発されていなかったころは、時計を作る素材として最適だったのです。 一方スピードマスターは誕生時からステンレス製の時計であったため、他のモデルに比べると18金が使用されることは少ないのですが、それでも金が使用されたモデルはいくつか存在します。そこにもやはりオメガのこだわりが感じられます。

18金とは

時計で使用される金は主に18金(18K)です。これは金の含有率が全体の75%を占めるものを指し、残りの25%は銀、亜鉛、銅、パラジウム等が使用されます。
そもそも金は腐食に強く安定した性質を持っていますが、柔らかい性質もあるため時計やアクセサリーに使用される際には他の金属を混ぜて強度を出します。金以外の金属の分量により、ホワイトゴールドやピンクゴールドなど様々な色に仕上げることが可能です。

セドナゴールド

2012年に登場したオメガ独自のピンクゴールドが「セドナゴールド」です。
先に説明しました25%の部分に銅とパラジウムを混ぜた合金です。銅が多く含まれているため赤い色になりますが、酸化して変色しやすいのがピンクゴールドの特徴です。この欠点を補おうとしたのがセドナゴールドです。ちなみにセドナゴールドとは、太陽系で最も赤いと言われている小惑星「セドナ」に由来するそうです。

ベゼルにセドナゴールドが使用されたアポロ11号45周年記念限定モデル
⁠ス⁠ピ⁠ードマスタ⁠ー プロフ⁠ェ⁠ッシ⁠ョナル 311.62.42.30.06.001 オメガ 311.62.42.30.06.001

ロレックスにも「エバーローズゴールド」という独自のピンクゴールドがありますが、これはパラジウムではなくプラチナを混ぜることでを作り出しています。どちらも変色しにくいことを目的とした改良です。
エバーローズゴールドを全体に使用した"ロレックス デイトナ 116505" ロレックス 116505
こちらはセドナゴールドが開発される以前のピンクゴールド。
スピードマスター デイト 323.53.40.40.01.001 オメガ 323.53.40.40.01.001
こちらはイエローゴールドのモデル"スピードマスター ブロードアロー 3651.50.31" オメガのイエローゴールドはやや赤みがかっていてピンクゴールドのように見える。 赤みが強い金が好きなのでしょうか...? オメガ 3651.50.31

まとめ

金と言うと錆びることなく、くすんだりすることがないようなイメージがあるかもしれませんが、18金は意外とくすみ・変色・黒ずみは起こりやすいものです。 オメガをはじめ品質にこだわる各時計メーカーは、美しさを保つために素材作りから独自の研究・開発を行っているのです。
スピードマスターにもセドナゴールドが使用されるモデルが増えてくるかもしれません。今後のオメガの動向に注目です。