2021/06/23
【今なお人気の旧型番】スピードマスター オートマチック デイト
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自動巻きスピードマスターの歴史はいつから始まったのでしょうか。
スピードマスター初の自動巻き
スピードマスター初の自動巻きモデルは1971年に登場した「スピードマスター マークIII 176.002」です。 このモデルは「スピードマスター プロフェッショナル」の自動巻きモデルであり、文字盤はブラックやホワイト等バリエーションが豊富でPROFESSIONALの文字がないものも存在します。そのすぐ後には125周年モデルとして今でも人気の高い「スピードマスター125 378.0801」も登場しています。 しかしこの頃はまだ、マークシリーズのうちの一つであったり記念モデルであったりと、オートマチック デイトが一つのシリーズとして確立してはいなかったように思われます。
3510.50の登場
1989年に自動巻きスピードマスターの元祖が登場します。「スピードマスター オートマチック 3510.50」です。本当の元祖は上記の通りマークIIIですが私はあえてこのモデルを元祖と呼びたいと思います。現在へと続く系譜の元祖としてはやはりこのモデルの存在は無視できないのではないかと思います。
3511.XX
1991年には3511.XX(xxは文字盤の色によって異なり、3511.50や3511.20等になります)が登場します。スピードマスターらしい黒いベゼルをあえて採用せずステンレスのベゼルになっています。鏡面仕上げのため、よりラグジュアリーでスーツに合うスピードマスターといったイメージでしょうか。
八角形のリューズが特徴的で、ブレスレットは3510.50と同タイプです。 パチンと留めるシングルバックル。外すときは結構固いので慣れが必要です。
3513.XX
1997年頃に発売され、約10年間生産されたベストセラーモデル。いまだに人気が高く、自動巻きのスピードマスターと言えばこのモデルを連想する方も多いはずです。 木村拓哉さんがTVドラマ「エンジン」でブラック文字盤の3513.50を付けていたことでも有名なモデルです。3511とはブレスレットが変わっており、バックルが開閉しやすくなっています。 開閉が楽なプッシュ式。閉じるとシームレスでバックルがないように見える。 カラーバリエーションも豊富で、日本限定モデルも出ています。
グレー文字盤の日本限定モデル"3513.46"
ブラック文字盤にゴールドの針とインデックスを採用した日本限定モデル"3513.54"
321X.XX
3513の生産終了とほぼ入れ替わりで2007年頃に発売されたのが321Xです。後継モデルと言って良いのでしょう。ベゼルの仕様は時計の文字盤色に合わせられています。 ブラックの文字盤にブラックのベゼルシルバー文字盤にサテン仕上げのステンレスベゼル。こちらは日本限定モデル。
個性的なカラーリングを楽しめるモデルもあります。
これまで39mmのケースサイズだったのが40mmに、防水性能は100mに向上しました。 このことから、裏蓋はハメ込み式からネジ込み式に変わっています。 左:3513系 右:321X系
ハメ込み式の裏蓋の時計は基本的に全て日常生活防水です。ネジ込み式は丈夫で防水性が高い分、厚み・重量が増します。スマートな着け心地から3513系も根強いファンが大勢います。
バックルはより堅牢で着脱しやすいものに変わりました。
モデル | リューズ | バックル | 裏蓋 |
---|---|---|---|
3511系 | 八角形 | シングルバックル | ハメ込み式 |
3513系 | 丸 | シームレスなバックル | ハメ込み式 |
321x系 | 丸 | 堅牢なバックル | ネジ込み式 |