【クラシカル】二つ目クロノグラフ【スポーティ】 | ユニバーサルバリュー中野店ブログ

2021/08/14

【クラシカル】二つ目クロノグラフ【スポーティ】

クロノグラフといえば一般的にインダイヤルが三つある通称『三つ目』が浮かぶ方が多いと思います。
機能面では、
①秒針
②30分計
③12時間計
の三つ目がスタンダードです。

スピードマスター プロフェッショナル 3570.50

357050 このような目が三つあるデザインです。 馴染み深いデザインではないでしょうか。

では、二つ目クロノグラフはどのようなものかというと、

スピードマスター‘57 コーアクシャル 331.10.42.51.01.002

57 このようなデザインになります。
機能面では、
①秒針
②12時間計と30分計を同軸に配置したインダイヤル
になります。
※時計によって機能は異なります。
スピードマスター‘57 331.10.42.51.01.002についてはこちらの記事で紹介していますので、一読してみてください!

どちらもクロノグラフですが、目の数が違うだけでだいぶ印象が変わります。 二つ目のクロノグラフは、どこか懐かしいクラシカルな雰囲気で落ち着きのある表情があります。 その二つ目クロノグラフから今お勧めしたいモデル、2013年にオメガから発表されました【スピードマスター コーアクシャル 311.90.44.51.03.001】をご紹介したいと思います!

スピードマスター コーアクシャル 311.90.44.51.03.001

正面 【スペック】
ケースサイズ:44mm
キャリバー:9300
駆動方式:自動巻き
パワーリザーブ:60時間
素材:チタン/セラミック
防水:100m
風防:サファイアクリスタル(無反射コーティング)
裏蓋:シースルーバック

特徴は何と言ってもスピードマスターには珍しいチタン素材ではないでしょうか。 スピードマスターに限らず、コレクションモデルのほとんどがステンレススチールでのリリースなので、チタンを用いるのは珍しいです。 近年、チタンやセラミックの加工技術が進化し、各メーカーからリリースされています。 しかし、まだまだ加工が難しく、加工に対するコストや開発力、技術力が求められる素材であることに違いありません。 あえてチタンを採用するオメガのチャレンジ精神と高い技術力が伺えることから、当モデルに対するオメガの本気度を感じます。 チタンは非常に軽く、耐食性にも優れている素材のため、とても扱いやすく着け心地も軽快です。 44mmと大きいケースサイズですが、重さを感じさせません。

そして、こちらも珍しい仕様の『ブルーセラミック ベゼル』です。 ベゼル下から ベゼル ダイヤルとベゼルのカラーをブラックにせず、ブルーにすることで今までのスピードマスターにはない、素材の軽快感と爽やかなカラーを調和させた新世代のスピードマスターに仕上がっています。 カレンダーがあるのも日常使いには便利です。 この価格であれば、高級感を出すためにダイヤルのロゴもアプライドにするメーカーが多い中、あえてプリントにしているところがスピードマスターらしく実用性、視認性に優れた仕様となっています。
参考記事 アプライド
ダイヤル【Ω】マークのアプライドとプリント

キャリバーは自社製クロノグラフ・コーアクシャルムーブメント『キャリバー9300』を搭載しています。 9300 ヒゲゼンマイはシリコン製になっており、機械式時計の弱点である磁気を気にせず、安定した精度を出しやくなっています。 またオーバーホールの推奨期間も通常より長めの7~8年に設定されているのも魅力です。

時計業界にももちろん流行りがあり、復刻やヘリテージモデルといった『古き良き時代』のモデルを現代風に解釈したモデルが次々にリリースされています。 二つ目クロノグラフもその流れに乗り、クラシカルな装いが好きなファンのためにデザインにこだわり、搭載ムーブメントは最新のものへと各メーカーがしのぎを削っています。 スピードマスターの伝統を受け継ぎながらも、機械式時計の技術的にワンランク上の性能とクオリティを実現したモデルです。 気になった方は早めのチェックをお勧めします!