【二階建てムーブメント】キャリバー3220【オートマチック】 | ユニバーサルバリュー中野店ブログ

2021/07/27

【二階建てムーブメント】キャリバー3220【オートマチック】

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オメガを代表するモデル『スピードマスター』
かつて手巻きのムーンウォッチと人気を二分し、ベストセラーとなった自動巻きモデル【3510.50】がありました。
こちらの記事で紹介していますので、当記事では割愛させていただきますが、3510.50の魅力をたっぷりご紹介していますので、ぜひ!一読してください。
今回は3510.50に搭載されているムーブメント【キャリバー3220】についてご紹介していきます。

ETA2890ベース

キャリバー3220のベースムーブメントは、ETA2890です。 ベースとなるETA2890は歯車が厚く、17石の自動巻きクロノグラフムーブメントです。 3220
時計機能とクロノグラフ機能が二階建てになっているので、二階建てムーブメントと呼ばれています。
そして、このETA2890は外観上の特徴があります。
二階建てムーブメントと言われるように、時計を横から見ると、リューズとプッシュボタンが一直線になっていません。 これは時計好きの方が見ると、ETA2890ベースとすぐに分かるかもしれません。 横
このCal.3220は、ETA2890をベースにオメガ独自の装飾がしてあります。 なかなか目にすることはないと思いますので、色々な角度から見ていきたいと思います。

ローターを外した状態

メーカーや時計修理屋さんでなければ、なかなか見ることの出来ない状態です。 ローターがない分、ムーブメント全体を見ることができます。 ローター外した状態

文字盤の下

こちらもメーカーや時計修理屋さんでなければほぼ見ることの出来ない文字盤の下になります。 ローター側と比べるとシンプルです。 文字盤の下

リューズ側・横から

横から見るムーブメントです。 見る機会がないので、とても新鮮です。 二階建てなので、横から見るとより立体的な構造になっているのがわかります。 文字盤の下
いかがでしたでしょうか。 3510.50以外にもスピードマスター・オートマチックにはキャリバー3220を搭載したモデルが幾つか存在しています。 自動巻きムーブメントにも様々な構造や種類があり、各メーカーによって仕上げも異なるので、時計の奥深さを知ることができます。 だんだんと数が少なくなってきた二階建てムーブメント搭載の【3510.50】ですので、今のうちにチェックしてみてはどうでしょうか。