【第6世代】スピードマスター プロフェッショナル 3572.50【シースルーバック】 | ユニバーサルバリュー中野店ブログ

2021/11/06

【第6世代】スピードマスター プロフェッショナル 3572.50【シースルーバック】

オメガ スピードマスター プロフェッショナル3572.50は見せるためのムーブメント、シースルーバック専用ともいえるでしょう、キャリバー1863搭載のモデルです。 世代では第6世代になりますので、3570.50と同世代です。 3570.50との違いですが、大きく分けて2つです。

3570.50

キャリバー:1861
裏蓋:ソリッドバック

3572.50

キャリバー:1863
裏蓋:シースルーバック

さらに細かく違いを述べるならば、ソリッドバックの3570.50には帯磁性能を高めるインナーケースが入っていますが、シースルーバックには入っておりません。
参考記事
スピードマスター プロフェッショナルの【インナーケース】について解説します

近年、ヴィンテージ・セミヴィンテージの評価が高まっており、スピードマスターも例外ではありません。 3572.50は1990年代のモデルですのでセミヴィンテージの部類ですが、初期モデルのトリチウム夜光+旧式シングルバックルの個体は生産期間も短く、流通量も少ない為、中古市場での人気が高騰しています。

357250 【スペック】
ケースサイズ:42mm
キャリバー:Cal.1863
駆動方式:手巻き
パワーリザーブ:48時間
素材:ステンレススチール
防水:日常生活防水
風防:プラスチック
文字盤カラー:ブラック
裏蓋:シースルーバック

ダイヤル6時位置にあるT SWISS MADE Tのトリチウム表記
トリチウムのヤケ具合もいい雰囲気になっています。1998年にはルミノバに変更されています。 357250トリチウム ダイヤルはマットブラックです。 この不変でありながら飽きの来ないデザインが多くの人々を魅了し続けます。 説明不要のカッコ良さですね。 357250ダイヤル1 357250ダイヤル2
風防はプラスチックですので、お馴染みΩ(オメガ)マークがあります。 357250風防マーク プラスチック風防ならではの丸みを帯びたフォルムは味があります。 357250風防 傷は付きやすいですが、コンパウンドなどの研磨剤で薄い傷は綺麗にすることが出来ます。

シースルーバックから覗くキャリバー1863 357250裏スケ 見せるムーブメントだけあり、輪列や仕上げの美しさが良く分かると思います。 機械好きの方にはたまらないのではないでしょうか! 3572501863
バックルはシングルバックルです。 個体差がありますが、中には外す際に指が痛くなるほど硬いものもあります。 しかし、それすら気にならないほど、3572.50のトリチウム夜光+旧式シングルバックルの初期仕様は人気があり価値があるのです。 357250バックル1 357250裏スケ ちなみにですが、第6世代と第7世代ではサイズ調整の方法が異なります。 第6世代はピンの叩き出し式に対し、第7世代はネジ式です。 357250コマ 左:第7世代  右:第6世代

いかがでしたでしょうか。 小さな変更を地道に続け進化し続けるスピードマスター。 知れば知るほど奥が深くなるのがスピードマスターの世界ですね。 シースルーバックは自分だけの楽しみ的な要素がありますが、細かいこだわりも時計選びには大事な要素ではないでしょうか。 国内や海外サイトを見ても意外なほどに数が少なく、現在所持している方が手放さなければどんどん減っていく希少モデルです! これからさらに相場が上がり、良個体がなくなってしまう前に、気になった方は早めのチェックをお勧めします!