【オートマチック】スピードマスター オートマチック 3510.50 | ユニバーサルバリュー中野店ブログ

2021/12/02

【オートマチック】スピードマスター オートマチック 3510.50

1988~2006年に渡って長い期間生産されたベストセラーモデルです。 以前、当ブログでもオートマチックの魅力をご紹介し、二度目の登場となります『スピードマスター オートマチック3510.50』ですが、実用性の高さや近年のモデルにはない武骨な仕様の3510.50が見直され人気が再燃しつつあります。 そこで、今回はスペックを交え、改めて3510.50の魅力をご紹介したいと思います。

参考記事
廉価版として始まった、スピードマスター オートマチック の魅力

スピードマスター オートマチック 3510.50

オメガ3510.50 【スペック】
ケースサイズ:39mm
キャリバー
1988年~1996年:Cal.1140
1996年~1997年:Cal.1141
1997年~2000年:Cal.1143
2000年~2006年:Cal.3220
駆動方式:自動巻き
パワーリザーブ:40時間
素材:ステンレススチール
防水:3気圧
風防:プラスチック

スピードマスター プロフェッショナルのデザインを踏襲し、サイズを39mmに小型化しています。 この39mmというサイズが絶妙なケースサイズです。 女性の方でも日常使いに大きすぎず小さすぎない丁度良いサイズだと思いますので、カップルで時計をシェアして楽しむのもありです。

参考記事
【夫婦で】スピードマスターをシェアする【恋人と】

ダイヤルにはOMEGA Speedmaster AUTOMATICの文字。風防の中央にはお馴染みΩ(オメガ)刻印もあります。 スピードマスターにしては珍しい仕様ですが、インデックスの下にアラビア数字が入ります。 3510.50の文字盤
裏蓋はシンプルにSPEEDMASTERとシーホースのみ。 シリアルナンバーはラグ裏ではなく裏蓋に刻印されています。 3510.50の裏蓋
バックルはヴィンテージ感漂う旧式のシングルバックル。 古き良き時代の懐かしさが感じられ、改めて見ると新鮮でカッコイイです。 現行モデルに比べると堅牢性や使いやすさに劣るブレスレットも、ヴィンテージが好きな方にとってはかえって魅力的なポイントともいえるのではないでしょうか。 コマのパーツが小さめなので、腕に馴染みやすく意外なほどに着け心地は良いです。 オメガブレスレット
風防は膨らみのあるプラスチックです。 このプラ風防がスピードマスターらしく、いい感じのヴィンテージ感が味わえます。
搭載ムーブメントは時期によって異なりますがETAベースの二階建てムーブメントですので、横から見るとリューズとプッシュボタンがずれています。 これも3510系の特徴です。 オメガのムーブメント

【後継機種】スピードマスター オートマチック 3539.50

オメガ3539.50
ロングセラーモデルであった3510.50がモデルチェンジし、後継機種として登場したのが"3539.50"です。 文字盤を見比べると、インデックス部に書かれた小さな数字がなくなっています。 その他の変更点は以下の通りです。
・プラスチック風防からサファイアクリスタル風防へ変更 オメガの風防
上:3510.50
下:3539.50
3510.50はプラスチック風防のため膨らみがあります。

・バックルの変更 オメガの風防
上:3510.50
下:3539.50
パチンとはめ込むだけだったバックルが、プッシュボタンでロックを解除できる着脱しやすい物に変更されました。 コマの形状も微妙に変更されています。

参考記事
【二階建てムーブメント】キャリバー3220【オートマチック】

改めて手に取り見直すと、ヴィンテージと呼ぶにはまだ早いかもしれませんが、このレトロ感が逆に新鮮でとてもカッコイイですね! 39mmというサイズは、大き過ぎず小さ過ぎず男女問わず使える絶妙なサイズ。 オートマチックでありながら、スピードマスターファンにはお馴染みのプラスチック風防。 飽きのこないデザイン。 国内にもまだ数はありますが、いかんせん発売から年月が経っていますので、コンディションに難のあるものもあります。 コンディションの良い個体となると、今後もじわじわと価格が上がってくることでしょう。 3510.50を入手するなら今のうちかもしれません!